会長あいさつ
前回、11月23日(勤労感謝の日、水)に総会、口腔ケア実習を開催したところ、58名の方にご出席をいただき盛会の内に終えることができました。
NPO法人設立を記念して、当会のあゆみ、全国の嚥下障害に対する活動状況の紹介、当会の今後の展望をお話したところ多数のご意見をいただきました。理事会、総会の決定を得て、活動項目として、嚥下連絡票を作成し、それを用いた施設内・間の連絡に用いること、摂食・嚥下アセスメントの作成、地域での嚥下障害に対する医療と福祉を含めたネットワークの構築、市民公開講座の開催などが決まりました。今後の活動に反映してゆきたいと考えます。決まり次第、ホームページでお知らせいたします。
パネルディスカッション「専門職から見た摂食機能改善のポイントについて」では、嚥下認定ナース寅本 里奈さん、言語聴覚士の村尾 葉子さんとも摂食・嚥下障害患者に対した時、人間の5感をフルに活かし観察すること、第6感を用いて、病歴、生活習慣、生活環境や介助者の力量を推量して、食事メニュー、介助方法、リハビリメニューを作成する過程がよく判りました。単に反復唾液のみテスト、水飲みテストだけで評価することだけでは判断できません。症例を呈示し、ナース、STでは見方が微妙に異なっており、その違いを座長の大饗先生がまとめました。
午後の第1部「口腔ケアと口腔機能の基本(講義)」では歯科医の藤原先生が実際の口腔内の写真を提示され、なぜそうなるか、どうすればいいかという理論とそれに対して口腔ケア、口腔リハビリをどう行っているかを解説しました。第2部「口腔ケアと口腔リハビリの実際(実習)」では衛生士の小室 惠子さんが中心となり、4名の衛生士さんが各テーブルを回ります、口腔にビスケットやオブラートを用いて、口内残渣を作り、モアブラシと歯ブラシを使って、どのように口腔ケア、口腔リハビリを行うか、注意点を説明しながら2時間の実習が行われました。小室さんの患者さんや家族さんの思いを実現するため、職業人としてとことん付き合うという心構えを熱く語りながらの実習には感動を覚えました。まだ、口腔ケア実習を受講されていない方にはぜひとも受講をお勧めします。
和歌山口腔ケア&摂食・嚥下研究会は医師、歯科医師、看護師、栄養士、理学療法士、言語聴覚士、歯科衛生士、ケアマネージャー、介護士など多職種が集まり、摂食・嚥下障害のある方が口から安全に食べられるように取り組んでいる会です。口腔ケア、摂食・嚥下障害に興味のある方はぜひご参加ください。
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